雇用保険料率は現在1.35%(一般の事業)ですが、2023年4月から1.55%に引き上げとなります。
内訳は労働者負担分が現在0.5%から0.6%に、事業主負担分が現在0.85%から0.95%に、それぞれ0.1%ずつ引上げとなります。
コロナ禍で雇用調整助成金の支給が増え雇用保険の財源不足が問題となっていることを踏まえ、財源基盤の安定のためこれまで暫定的に引き下げていた料率を原則に戻すとのことです。
令和5年4月1日~令和6年3月31日までの雇用保険料は以下の通りです。
- 失業等給付等の保険料率は、労働者負担・事業主負担ともに 6/1,000に変更になります(農林水産・清酒製造の事業及び 建設の事業は7/1,000に変更になります。)
- 雇用保険二事業の保険料率(事業主のみ負担)は、引き続き 3.5/1,000です。(建設の事業は4.5/1,000です。 )
労働者、企業ともに雇用保険の負担が増えます。
給料計算の際には雇用保険料が天引きされますので、ご注意ください。
■参考リンク
厚生労働省「令和5年度雇用保険料率のご案内」
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっておりますのでご注意ください。